DIY初心者向けのお話しです。

DIYと言えば木工が一番最初に頭に浮かぶと思います。木工と言えば、木材、そして釘とトンカチ、ってイメージではないでしょうか?

しかし釘と一言で言っても、虫ピンのようなものから五寸釘みたいなでっかいものまで意外と種類が多いんです。またネジってのもありますよね。釘を使う場面、ネジを使う場面、どのように違うのでしょうか?

DIYに向いている釘・ネジについてまとめました。

どう選ぶ? DIY ネジ・釘編

釘とは

どなたも一度は見たことがあるはずですから、言うまでもないですが、これが釘(画像は鉄丸釘 3Kg入 N65)です。

見ての通り、すらっと真っ直ぐですね。なので、間違った時は釘抜きでスッと抜くことが出来ます。

ネジとは

こちらも皆さんお馴染みですね。でも大工さんたちはこれはネジ(画像はトラスコ皿木ねじステンレス)とは呼ばず、ビスと呼ぶそうです。

こちらも見ての通り、下の方はネジネジ刻みが入っていますね。これでメリメリと木を貫くので、釘のようにスッと抜くことは出来ません。

釘とネジの使い分けは?

今見てきました通り、釘とネジにはこのような違いがあります。なので、

釘=釘頭の方向へ引っ張られるのには弱いが、横から力が加わるのには強い

ネジ=ネジ頭の方へ引っ張られるのには強いが、横からの力が加わるのには弱い(刻みが入っている分折れやすい)

となり、この特性を生かして使い分けましょう、が正解となります。が、そんなこと考えて使ってないワタクシでございます…。

私の場合は、大物を組むのにはネジ、小物は釘って感じでなんとなく分けています。が、ネジを使う方が多いかな?釘を真っ直ぐ打てないんですよね(汗)

ネジは下穴を上手く開ければ大抵下穴通りに刺さってくれますから安心(苦笑)。

釘・ネジ使い方

え?釘やネジの使い方なんて分かるでしょ?って、思いますよね〜。でもおさらいということで。

下穴を開ける

釘もネジも、打つ前にはまず下穴を開けましょう。下穴は打つ釘・ネジの長さの2分の1程度、太さは釘・ネジより少し小さめに。

下穴を開ける理由は、釘やネジなど、打っている間に木材がひび割れることがあるのですが、下穴を予め開けておくことで、それを防ぐことが出来ます。

パイン材など、DIYによく使われる柔らかい木材は、下穴なしでも打てなくはないですが、下穴を開けておくと、目印になるし、真っ直ぐ刺さりやすいと思います。初心者ほど、下穴の開けて手間を掛けた方が良いかなと思います。

さて、下穴を開ける時にはドリルを使って開けるわけですが、こんな便利なドリル刃があります。皿取錐といって、皿ネジの皿の部分まで綺麗に木に埋まるように下穴が開けられる、と言うもの。

ドリル刃の根元の辺りが2サイズくらい大きく出来ているので、これでじょうご状の穴が上に彫れるのです。これなら一度で見た目もスッキリ綺麗になりますね。

また、ネジ頭を隠したい場合のやり方はこちらに書いていますので見てね。

木材に適した長さを選ぶ

板の厚さの2.5〜3.5倍の長さのものを使用しましょう。小口(端)の方は木が割れやすいので長めががベターです。結構長いですね。