さて、これはちょっとゴージャス過ぎますけれども…(笑)皆さんこういうのが海外のインテリアで使われているのを見たことはありませんか?

下の写真のように、棚受けのように使われます。これをコーベルと呼びます。元々は、フランスなどでバルコニーの支えのデザインによくあったようです。

ちなみに日本語だと、「持ち送り」と呼ぶそうです。聞いたことないですね。本来は石で出来たものなのだとか。今回はこれを真似て棚受けを作ることにしました。

ちょっと色々、考えが間違っていたところあり、途中直しながらなので分かりにくいです。

オシャレな棚受をDIY

目次

材料・道具

材料

1)ファルカタ材など軽い板 複数枚

実はコレ、最初に種明かししますと、下の写真の通り、厚みの薄い板を貼り合わせて作っています。

中心部の材料は実は以前作ったモノを解体して出たモノや、家で余っていたモノです。それに新しく買って足しています。

石膏ボードの壁に石膏ピンで取り付けるため、軽くしたいというのと、カットがしやすいというのでファルカタ材を使用しました。

全て買って賄うのであれば、幅15cm×長さ45cm×厚み12mmの板が5枚、厚み6mmが2枚必要です。

木の塊を彫るのは難しいですが、これなら簡単!

2)ラブリコ 長押レール 1組

フローティングシェルフを作った時にも使用しましたが、またまた登場!

メーカーの言う本来の使い方とは違いますので、耐荷重は低めと考えて、重いもの、壊れやすいものは載せません。真似される場合はその辺気を付けて自己責任でお願いします。

3)塗料各種

ヴィンテージ風にしたいので、クラッキングメディウムを使用します。

木材に下色を塗って、その上にコレ、その上に上塗りの塗料を重ねると、ヒビ割れが出来て、塗装が風化して劣化したような雰囲気が出るんです。

4)天板用板 木ダボ

ナゲシレールは1組で幅90cmまでの1×4材の板に対応します。

今回、ナゲシレールの本来の使い方とは異なっていますが、ナゲシレール同士の位置の距離は90cm以下とし、棚板も90cm以下にすることにしました(完成サイズは幅73cmくらいになりました)。

なので、天板は長さ900mm×奥行150mm×厚み12mmの板にしました(ちょっと厚みが薄いんですが、ちょうど良いのが他になく…)。木ダボは棚受に棚板を固定するために使用します。

5)木ネジ、木工ボンド

道具

1)のこぎり(手鋸、糸鋸、卓上糸鋸、ジグソーなど)

卓上糸鋸があればベストですが、私は手動の糸鋸でやりました。

2)ドライバードリル

3)クランプ

4)紙やすり・ハケ・ダボマーカー

さぁ はじめよう

1)型紙を作る

適当な紙で作りたい形の型紙を作ります。ファルカタを使う場合は、あんまり形が複雑で細かいと折れる場合があります。なので大きめなデザインが良いかと。

厚み12mmの板は5枚ずつ使いますが、中の3枚は両脇よりも若干小さいというデザインにしました。下の写真左が両脇用、右が内側用です。型紙作った時は忘れていましたが、内側用の背面は一部分ナゲシレールが入る厚み(1cm)ほどカットします。

しかし、カットして作るくぼみの部分はナゲシレールの長さ(cm)の倍必要でしたので、足らなくてあとで修正するハメに…。

また、後で考えが変わり、他にも修正致しましたので、最終的にはちょっと異なった仕上がりになっております。その部分は7以降をご参考下さい。

厚み6mmの板は、上の両脇の板とサイズは同じですが、中をくり抜きます。

2)型紙に合わせて木をカット

型紙を木に写し、それに合わせて木をカットします。こんな感じでカットすると短い板でも無駄なく取れます。

外側の細かいカットの板以外は、ジグソーでジャーっとカットも可能と思いますが、粉が散るのが面倒くさいので手鋸でやりました。ホコリみたいな木屑が出るので、マスク必須です。

断面がガタガタしてたりしますので、紙やすりで修正します。こんな感じに出来ました。一番外側の装飾部分とその下部分です。