ティンパネルを補修して装飾に使いました
私はアンティークとかヴィンテージが好きです。高価なものという意味では無く、古くて汚いものが好きなんです。古いものには物語が詰まっている気がするんですね。
だいぶ前から憧れていたティンパネル!こんなヤツです。
今から100年くらい前のアメリカで、教会の天井などに貼り付けられていた内装材です。ブリキで作られていて、断熱などの目的があったとされています。
上の写真はリプロダクションだと思いますが…、こんなイメージです。ゴージャスですね。
このパネルの古いのが販売されているのは随分前から知ってはいましたが、なかなか入手出来ず…。しかし、今回やっと入手!ジャジャーーーン!
本当は白くペイントされているのが欲しかったのですが、無く…。でも柄は好み!これを補修して色を塗り直してみました。
ティンパネルを補修して装飾に使いました
目次
- 材料・道具
- さぁはじめよう
- ティンパネルあれこれ
さぁ はじめよう
ティンパネルは、アンティーク屋さんで手に入ります。大きさは、私の購入したものは約62cm角。30cm角くらいのもありますし、縁取りに使うような、細長いものもあったりと色々です。
素材は鉄で出来ていて、錫(Tin)でメッキされています。厚みは2〜3mm程度。ペラペラしていて脆く、古いので大抵どこかしらサビがあります。値段はお店やコンディションによってマチマチです。
私は本当は白くペイントされているのが欲しかったのですが無かったので、これを塗装し直すことにしました。しかし、コンディションの悪くないものなら、手を加えない方が良い場合もあるかと思います。
1)掃除をする
まずはお掃除です。ブラシで埃や大きなサビを取り除きます。埃やら、剥がれた塗装のカケラやらがいっぱい付いています。サビが酷い場合は、ヤスリなどで擦り落としても良いですが、壊れることもあるので、そのままにした方が良い場合も。
2)錆止め材を塗る
前の足踏みミシンの脚を使ったダイニングテーブルを作成した時にも使った染めQのサビ封じを今回も使用しました。これが一番!かどうかは良くわからないですが、サビの上からも塗れて使いやすいです。
塗って乾かすとこんな感じ。サビて茶色くなっていたところが黒くなりました。
3)上から更に錆止めにエポキシ塗料を塗る
前のミシン脚の時と同様、また上から錆止め兼残っている塗膜をコーティングするため、透明のエポキシ塗料ニッペ 水性速乾さび止めを塗ります。
エポキシは湿気を通さないので錆止めとして有効ですが、紫外線に弱く、紫外線に当たると色が黄色く変色します。なので、白くペイントされているものには不向きです。私のはほとんど塗装がないので塗っちゃいます。
4)シリコン系接着剤でラワンベニアに貼り付ける
3が乾いたので、厚さ9mmほどのラワンベニアに、テーブルにトタンを貼った時に使ったのと同じシリコン系の接着剤で貼り付けます。薄くて脆いものなので、補強は必須です。
ただし、今回は上から重しをする訳にも行かないので、ガッツリくっ付いてるかちょっと微妙…。パネルもペコペコ歪んでいますしね…。
パネルには上の写真のように、以前釘で天井に固定されていたのであろう穴がいくつか開いています。そこに装飾も兼ねて真鍮の太鼓釘を打ち補強しました。
裏には、壁に取り付けられるよう金具をつけてあります。
5)上から白く塗装する
真っ白だと違うかな?という感じだったので、家にあったアンティークホワイトという、少しベージュがかったようなマットな塗料を塗りました。マット塗料は汚れやすいのであまりオススメではないですが、あんまりピカピカも変かな?と。
食器洗いのスポンジを小さく切って、ペンキをポンポンと塗っていきます。シャビーシックにしたい訳なので、ムラがあって全然オーケー!
実はコレ、前の家でベッドヘッドの飾りにしようと思っていたのですが…、引っ越したらなんとなく微妙になりまして…。
ということで、階段の吹き抜けの壁に取り付けました!
ちなみに下の棚受も自作です。我ながらいい感じに思えます!棚受けの作り方はこちらで説明していますので是非見てね。
ティンパネルあれこれ
さて、本物のティンパネルはなかなか売ってないですし、汚くてヤダなぁ、扱いにくいなぁ、という方もいらっしゃるかと思います。
それではこんなティンパネルはいかがでしょうか?
ティンパネル壁紙
ティンパネル柄の壁紙です。しかも貼ってはがせるシールタイプ!簡単リメイクにちょうど良いですね!
塩化ビニールのティンパネル
塩化ビニール製の軽〜いティンパネル。壁紙ではなく、立体のタイル状になっていますのでよりリアル!
上から色を塗ったりして加工しても良いです。上記の商品は、壁紙屋本舗・カベガミヤホンポさんで購入出来ますよ。
皆さんも、ティンパネルをお部屋のアクセントにいかがでしょうか?
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