3)真ん中用3枚を貼り合わせる

まず最初に真ん中3枚を貼り合わせます。木工ボンドで接着し、クランプで固定して1晩以上放置します。

しっかりくっついたら、断面にやすりがけして滑らかにします。こうなります。背面1cmほどカットしていますが、ここにナゲシレールがつく感じです。

4)両脇に外側の板を貼る

3の両サイドに一枚ずつ、またボンドで貼ってやすりがけします。

5)木ネジで留める

一番端にくる板を乗せる前に、一番端の板で隠れる位置に両側から木ネジを打って補強します。ファルカタはネジが利きにくいですが、無いよりは良いかと。

6)一番端に来る板を貼る

5の両サイドに一番端の薄い板を貼って終了。一枚割れてしまいましたが、貼ればなんとかなります(笑)

7)若干修正します

6番までのやり方で作って、裏にナゲシレールをつけて壁に付けても良いんですが、そうするとナゲシレールの位置が決めにくいなぁ、と思い至り…。ふたつを板で繋ぐように修正しました。

コーベルをふたつ並べた時に内側に来る側を、間に渡す板の厚み分、一部カットし、

板を渡してネジ止めしました。板の下の部分には以前使ったモールディング材の余りを付けてちょっと装飾しました。

8)天板の位置を決めてダボを打つ

次は天板の取り付けです。今回、天板は固定しません。ダボで引っ掛けるだけにします。ダボは6ミリを使用しました。

こんな具合に、天板の乗る部分にダボ用の穴を開けます。この穴にダボマーカーを挿します。ダボマーカーは水切りラックを作成した時にも使いましたね。

棚受 シェルフ DIY

そしてこの面に、上手いこと棚板を、棚板が収まるべき正しい位置に押し付けます!ここが難しいんですが…。すると棚板に印が付きます。その印を中心に穴を開ければ、ちょうどの位置に棚板を引っ掛けることが出来るというわけです。

今回は棚板を固定しない為、棚板側の穴は少し大きい8mmで、深さは(板が薄い為)5mmほど彫っています。

9)塗装する

ここまで出来たので、今度はヴィンテ-ジ風に塗装します。最初にグレーと黒のステインで色付けし、その上からクラッキングメディウム、白いペンキで塗装しました。

クラッキングメディウムで古びた感じが出ていますでしょうか?

10)ナゲシレールをつける

メーカー推奨の正しいナゲシレールの取り付け方はこちらで説明していますが、今回は、これとは違う取り付け方をやります。

コーベルのくぼみに、先にナゲシレールの棚受け側を付けます。くぼみはナゲシレールの厚みに合わせて深さ1cmでカットしたんですが、あまり正確でなく…。その為再度薄い板など貼って深さを調整しました。

が、いざ取り付け!となったところで、ナゲシレールの壁側の方を取り付けるには、くぼみの部分がナゲシレールの長さの倍なければ上手くいかないじゃん!と今更気づき…。ノミで彫って修正しました。

なので、当初のカットの際に、くぼみを長めにつくるのが正しいやり方です!

また、やはりファルカタ材なのでネジが効きにくいので、ネジで固定する際、ネジ穴に木工ボンドも入れて固定した方が良いかもしれません。

あるいは、芯の部分だけ硬めの木で作っても良いかも。

11)壁に取り付ける

いつもの通り、取り付けたい位置にマスキングテープで印をつけておきます。

左側の十字部分にコーベルの左端が来るようにし、ナゲシレールの位置に印をつけます。上から見るとナゲシレールの位置がわかりますね。

ナゲシレール棚受側の位置に合わせて、壁側を取り付けます。ナゲシレール壁側の取り付け方は以前の投稿をご参考ください。

ナゲシレールが埋め込んである分、ちょっとやりにくいんですが、上からコーベルを引っ掛けます。上に棚板を乗せて、ダボにハメたら完成!

棚受 シェルフ DIY

コーベル部分が壁にぴったりくっついているみたいに見えますね!

ちなみに、棚板が薄い為、ダボに軽くハマっているだけなので、下から押すと簡単に棚板がズレてしまいます。ズレないためにはもう少し厚い板で作って穴を深めにする方が良いかもです。

それから、石膏ピンで付けていますので重いものは不可です。棚板に載せるものは、重さが偏らないようにしてください。

また、クラッキングメディウムを使った場合は、上に油性塗料を重ねないと耐水性になりません。なので、耐水性が欲しい場合は、油性ニスを塗ってください。

ちなみに棚受の上のティンパネルについてはこちらで説明していますので是非見てね。

掛かった費用と時間

掛かった費用

購入価格は2022年春頃のものです。店頭価格なのでお店によって違います。

1)木材

棚板 900mm×奥行150mm×厚み12mmのパイン集成材 1枚 @1,280円

今回は棚板部分以外の木材は手持ちのものや廃材を使用したのでタダでした。ほとんどがファルカタ材で出来ているので、買ったとしてもプラス2000円くらいかな?と。

2)ナゲシレール

@510円

3)塗料

ステイン 2種 300ml@700円くらい×2個=1,400円

クラッキングメディウム @750円

白の水性ペンキ @550円

ということで合計 約 4,500円でした!塗料は結構余ったのでまた使えますね。

掛かった時間

接着剤や塗料の乾燥時間を除けば5時間くらいでしょうか?見た目は凝って見えますが、ファルカタを加工しているせいか、それほど手間ではないです。

ひとり反省会

1)カットが割りと上手くいった!

電動糸鋸とか持ってないしなぁ〜〜と思って、上手く行くか不安でしたが、なんとか出来ました!

でも電動糸鋸があれば、もう少し良い木材を利用出来ますし(でも重たくなるかもですが)、もっと複雑な模様でも挑戦しやすいかと思いますので、あれば是非電動糸鋸を使用しましょう!

また、細かいカットは苦手…という方は、このようなモールディングを側面に貼ってもいいと思います。

2)塗装が割りと上手くいった!

クラッキングメディウム、今まで2回ほど使用しましたが、今回が一番上手く行きました。

3)アイディアも良かったと思う!

我ながら悪くないなと…!ただし後で2点修正しましたけれども。コーベル自体が歪んでいると壁から浮いたりすると思いますが、浮かなくてホッとしました。

途中の修正部分が分かりにくいので、再度リベンジしてまたご紹介したいなと思います。

意外と簡単ですので皆さんもオリジナルな棚受作りに挑戦してみて下さい!

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