まずは買い物から

足場板でDIYは最近結構流行っていますよね。

足場板はそもそも杉の木。杉の木は成長が早い分、柔らかく傷がつきやすく、歪みや反りも出やすいので、上等な木材ではありません。なので足場板に利用されるわけですね。

ですから、本当であればダイニングテーブルの天板なんかには全然向いていません!

しかも、使い古しの杉材を利用するなら値段が新品よりもずっと安くなって然るべきですが…、回収や保管に手間暇掛かるのか、安くはありません。

というわけでまぁ、物の本質的な観点から言うと、足場板を天板に利用する価値って全然ないわけです…。せいぜい、廃材利用でエコとか、柔らかい分加工しやすい、くらいでしょうか…。

また、一枚板ですので反りや狂いが出やすく、素人には扱いが難しいです。私は今まで家具にはほとんど集成材を使用してきました。

なのに、なんか最近流行っていて、みなさんやっているのを見て、今まで用心してきたことが頭の中から消えてしまったのですなぁ…。

反りなどあって、真っ平らなテーブルは出来ないことは分かっていましたが、実際に作ってみて初めて、反りがこんなに厄介なものだと思い知ったのでした。

材料・道具

材料

1)足場板

長さ約140cm×幅約20cm×厚み3.5cmのもの 4枚

これがですねー、重さが1枚当たり約4キロです…!!!天板の重さは16キロを超えます…。私のチャチな作りの脚が耐えられるのか、非常に不安です…。

でも、これが到着した時には、この後大変な思いをするとは知らず…。我が家に来てくれてありがとう!ってな気持ちだったのでした。

この4枚のウチの1枚が、「芯持ち材」と言って年輪の真ん中の方を含んでおり、そのためかなり曲がっていました。

本来であれば、曲がった木を削って真っ直ぐにしてから繋ぐわけですが、これは古い足場板。この表面の古さを活かしたいのでそんなに削ることも出来ない。しかも素人だしそんな技術もない。もちろん、そういう点は理解した上での購入が必要!!!お店のせいでは無いです。

しかし、この時点ではそんなことは考えず…。これが素人というものですね。

皆さんは、割高ではありますがすでにプロの手によって幅つなぎされている「幅つなぎ材」を購入された方がよろしいかと!

こちらのお店ではかなり細かくサイズ指定ができますよ。私は材料費をケチった為地獄を見ました…。