4)塗装をする

えー、塗装をどの段階でするかは難しいところです。この辺は皆さんのやり易いようにやって頂ければ…。

私は1枚ずつそれぞれ6面全て塗装したので、全部組み上げる前の段階で塗装しました。

私のやり方は、こんな感じです。

  1. シーラーを塗る
  2. 乾燥したら漆喰を塗る(上になる面のみ)
  3. 乾燥したら漆喰をサンドペーパーで落とす
  4. 漆喰の上からウレタンニスを3回以上塗る(側面や裏にもウレタンニスは3回以上塗る)

足場板は表面が粗かったり凹んだりしていますので、漆喰を塗って凹みを塗りつぶします。これは人気インテリアショップ、オルネ ド フォイユのオーナー谷さんの本に紹介されていた方法を真似たものです。

足場板のアクが漆喰に染み出ないよう、先にシーラーを塗って、完全に乾いてからやります。アクが出ると、せっかくの漆喰が黄ばんでしまいますね。

私はサンディングシーラーと言う研磨剤の入ったシーラーを使って、ついでに表面をなめらかにしましたが、サンディングシーラーでなくてただのアク止めでも全く構いません。

さて、次に私は予め練ってある漆喰を使ったのですが、色々疲れて…、途中で思考が働かなくなり、そんな必要ないのに全部塗り尽くし…。

漆喰が乾いたら余分な漆喰をやすりで削って落とし、滑らかにするのですが…。

漆喰がコテコテ過ぎてサンディングにめちゃくちゃ時間が掛り!そして凄まじい粉塵…。掃除も大変だったのなんの!皆さんはくれぐれも適量で(汗)。

地の木の色と漆喰の白さのコントラストが強すぎる気がして、さらに薄めた白ペンキで白っぽくしました。

てゆーかここまでするんだったら何も足場板じゃなくても、普通の木をエイジング塗装すれば良かったんじゃん?とも思うのでした…(大汗)。恥ずかしながら、カオスな状況写真です…。

思うような感じに仕上がりましたら、次はウレタンニスを塗っていきます。ウレタンニスを塗ると、水をはじき、汚れも付きにくくなります。

側面や裏、小口にもウレタンニスを塗るのは、木の内部の水分量を一定に保ち、今後の反りや割れを少しでも抑えるためです。

4)木材を繋ぐ

さて、話は戻りまして、木を幅つなぎして行きます。

ジョイントの溝が出来てしまえば繋ぐのは簡単です。ジョイントをはめ込み、中の六角芯ボルトをねじって締め付けるだけ!

ただし、最初に書いたように木には必ず反りがあります。本当は削るなどして1枚1枚の木の反りを直し、調整してから繋ぐべきですが、古材を削ってはせっかくの古さが無くなりますから出来ません。

ですから、反りが大きい場合、同じ深さで彫っても繋ぐとガタガタになります。

実際には、ジョイントとビスケット、接着剤を併用する方が多い模様です。

さて、これで完成!と天板をジョイントでつないだだけで脚に固定してみたのですが、やはりそれだけでは弱く、両端の板が下に下がったようになり、かなり傾いてしまいました!

そもそも、天板の奥行に対して脚の幅が短すぎます…。分かってはいたのですが、甘かった…。

いやー、困った!ということで、今更、両脇と真ん中に裏桟をつけることにしました。