ステインとは

ステインとは透明~半透明で、木目を生かしつつ色をつけることの出来る塗料のことです。一般的には、ワックスなどを塗る前の木材に塗って着色します。ステイン単体では表面保護などの効果はありません。

こちらはアサヒペンの水性ジェルステイン。ステインは茶色やグレーの濃淡が多いんですが、このシリーズは青とかオレンジとかビビッドな色もあって珍しい!

アサヒペン 水性ジェルステイン

今ではニス、オイル、ワックスそれぞれ色付きのものがありますので、ステインが無くても良いのですが、先にステインを塗ってその上からまた色付きのニスなどを塗るとまた違った風合いが出ます。

どう使い分ける???

ざっくりとですが違いを書いてみました。お役に立ちましたでしょうか?それぞれに長所・短所ありますが、どう使い分けると良いか、考えてみました。

▼ウレタンニスなら

1)水廻りなど水のかかりやすいもの

水気を弾いて木を守ります。私も台所の水切りラックシンクの隣の作業台に使用しました。

2)テーブルなど水気のあるものを置くところ

1と同じですね。水気のあるものが木につくと、シミになったりしますが、ウレタンニスを塗っておけば染み込みません。私もカゴテーブルの天板に使用しました。

3)表面を保護したいもの

ダイニングテーブルを作った時に、足場板に漆喰を塗って装飾したのですが、漆喰がそのままではテーブルには向かないのでウレタンニスでコーティングしました。お陰で漆喰が剥がれたりしません。

4)とにかく手が掛からないのが良いとき

ニスは一度塗ったら長持ちしますので楽チン。

5)広範囲に塗りたいとき

液状なのでハケで塗れますからやりやすい。



▼オイルなら

1)お子さんがいる家庭、化学物質に敏感な方がいる家庭

天然成分100%のオイルなら安心です。

2)木目を生かしたい上質な木材のもの

私のDIYでは上等な板を使うことは皆無なので大抵ペンキで塗ってますが…、木目の美しい木材を使うときは、木目がさらに引き立ちますね。

3)木が呼吸出来るようにしたいとき

木材は加工後もニスなどでコーティングしなければ、湿度を吸ったり吐いたりしています。オイルですと木の呼吸を妨げないので、この調湿作用を保つことが出来ます。

ただし、それが生きるのは無垢床とか表面積が大きいものに限りかな…、とも思いますが。小物や家具の場合、調湿作用で歪んだりヒビが入ったりするデメリットが大きいかも。

4)広範囲に塗りたいとき

液状なのでハケで塗れますからやりやすい。

▼ワックスなら

ワックスのメリットはほとんどオイルと変わりません。ただ固形状なのでオイルと比べると均一に塗りにくいところがあります。

さてさて、ざっくりまとめてみましたが、いかがでしょうか?皆さんも自分の好み・目的に合ったモノを探してみてくださいね!ちなみにペンキについてはこちらでまとめていますので見てくださいね!

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