さぁ やってみよう

それではこのバラバラのミシン脚を組み直して、ダイニングテーブルの脚にしたいと思います。

しかし!残念ながら最初に私が考えた安易なプランではダメで、後からかなり修正し、大掛かりなこととなりました。

話が長くなりすぎるので、ここでは途中までを解説。

1)木の棒にハンガーボルト用の下穴の位置を決め、穴を開ける

えー、コンパスを使用してこんな感じに中心点を割り出します。

M10(太さ10mm)のハンガーボルトに対して、下穴は8~9mmです。埋め込む長さは3cmですが、柔らかい木なので下穴の深さは2cmくらいにします。

果たして、まっすぐ穴が開くのか????

はい、一応穴が開きました。なんかーーーやっぱりズレてるよねぇ…。

精度はさておき……ここにハンガーボルトの尖っている方をねじ込みます。ねじ込む前にねじ穴に木工ボンドを少し入れておくと強度が増します。

ねじ穴がないのでドリルでビーンっと、とはいきません。

そこでナットを2個用意し、1つ目を逆さまにして、穴に刺したハンガーボルトに通します。通ったら2個目のナットを、今度は正しいほ最初のとは逆方向の回転で通します。下の写真のようになります。

そして2個がピッタリ接するようにします。こうすると、スパナでハンガーボルトをねじ込むことも外すことも出来、またこのナットを取り外すことも出来ます(理論的には…)。

次にスパナで、この2個の内の上側を挟んで、ねじの方向へ回します。そうすると、ボルトが木に向かってねじねじメリメリ入り込んでいきます。予想より簡単でした、が…。

尖った部分全体が入り込み、平たい方が3cm分残ったら、完了です。

やはり…今回も通常運転、結構斜めってます…。

しかし、この埋め込みに使ったナットがその後取れなくなることがあり…。皆さんはうまくやれてるんですよね?何がダメなの?汗

5)ミシン脚にサビ転換剤を塗る

さきに塗っておいても良いのですが、固定してからの方が塗りやすいだろうということで、後から塗りました。

塗る前に、ミシン脚を掃除します。

サビの上から塗れるタイプの塗料を使う場合でも、ボロボロ落ちるようなサビは落としておきましょう。

私の使う錆封じは3種ケレン(錆落とし)が必要とのことで、とりあえず120番の紙やすりで擦っておきました。

サビ転換剤は水性のものもありますが、今回使用するのは油性。一応透明ということになっていますが、若干茶色っぽいので、養生を念入りに。

また、容器に直接筆を突っ込んで使うと劣化するらしいので、何かに出して使うと良いです。ちなみに私が錆封じを使用する理由は、

▼液状

▼透明

のこの2点の為です。液状で透明なのがなかなかない。スプレータイプで透明なのはあるのですが、養生が面倒でやめたのです(汗)。

サビ転換剤は、赤サビに塗ると徐々に赤サビが黒くなります。私のはあんまり赤錆出ていなかったですが、こんな具合になんか綺麗になりました。

私の塗る量が多かったのか、気温のせいか、はたまたこんなものなのか、さーっぱり乾かずベタベタ!

上塗りは次の週末となりました。

6)棒を塗装する

アイアンっぽいザラッとした質感の出る塗料、初めて使いましたが、ノビが悪い!液がモサっとしています。不思議な感覚(笑)。いい雰囲気が出ました。

足踏みミシン リメイク テーブル脚 アイアンペイント

私は袋ナットも塗装しましたが、金属を塗装する場合はメタルプライマーで下塗りしておきましょう。