私の買ったミシン脚はこんな感じ

私の落札したミシン脚は代表的な編み目タイプ、シンガーミシンの脚です。

元の持ち主の方が何かを作成しようとしたらしく、既にバラされており、バラして使用するつもりだった私にとっては手間が省けて大変ラッキーでした。

また、かなり掃除され多少塗装もされたようで、コンディションも良く。

元の持ち主の方が留め具を紛失されたということで、留め具はありませんが、その他の脚のパーツは全て揃っています。ですが、今回使うのはこの脚のパネル2枚だけです(そのほかはどう使おう…)。

ミシンの脚の高さはどのメーカーの脚でも大抵72センチほどのようです。

ダイニングテーブルの天板には、古い足場いた(厚み約35mm)を利用しますので、天板の高さ(テーブルの高さ)は75センチを超えることになります。

しかし、日本人の平均身長からすると、ダイニングテーブルの高さは70〜72cmが適当だそうなので、少し高めのテーブルになります。

脚のパネルには側面に3箇所、ミシン台との接続用に上部に2箇所ネジを差し込める穴があり、側面のものが直径10mm(ネジの規格で言うとM10)、ミシン台側が8mm(M8)でした。

この元からある穴を利用して脚を固定しようと思います。

材料・道具

材料

1)木の丸棒 120cm×1本

私のダイニングテーブルの天板は、横140cm×奥行80cmの、若干広めの大人4人掛けにしたいと思います。

もともとのミシン台の幅よりかなり広いので、ミシンの脚の両サイドを何か別の物を使って連結させなければいけません。そこで、素人でも加工しやすい木の棒を使用することに落ちつきました。

この木の棒、あまりよく考えずにいつものホームセンターで購入したのですが…、何の木か書いてなく、しかもやたら軽い!!!ちょっと失敗したかなと…。

皆さんには、階段などの手すりに使われるような棒(タモ、ゴム、ホワイトウッドの集成材など)を購入されることをオススメします!

2)ナット類 各種

ハンガーボルト M10

下の写真の右上にあるのがハンガーボルトです。組み立て式の家具によく使われていますが、部品として見ることは少ないですよね。ミシン脚を連結させる棒と、テーブル板の裏桟に組み込んで使用します。

また、ハンガーボルトを設置するのに、同じM10の六角ナットも2個必要です。

袋ナット M10 2個

普通はハンガーボルト(オス)は鬼目ナットという金具(メス)と組み合わせますが(天板に固定する際に使用)、今回は棒を留めるのには袋ナット(写真左上)を使用します。

袋ナットは予め黒に塗装されているものを買うと、ミシン脚とマッチします。が、私の行くホームセンターにはなく…(ひょっとするとカー用品専門店の方にはあるかも)、ペイントしました。

4)サビ転換剤(写真右下)

私の購入したミシン脚は前の持ち主さんがサビ取りをしてくれているので非常にキレイなのですが、それでも綿棒でこするとうすく赤い粉が付きます。

現時点では全く気にならない程度ですが、今後錆がひどくなるのは防いでおきたいところ。色々調べたのですが、素人にはよく分からず…。

車の整備をされる方はよくご存じかも知れませんね。今回はサビ転換剤というものを使ってみることにしました。

錆転換剤も油性、水性、塗料入り、スプレー式など色々あり、どれにするかかなり悩んだのですが、(一応)無色透明の染めQの「錆封じ」(酢酸エチル)を使用します。

大抵こうしたサビ転換剤は業者向けで量が多いのですが、小分けにして売ってくださる業者さんから購入しました。


本来、サビ転換剤はサビの上にしか効果がありませんが、錆封じはサビてないところに塗ってもOKで、サビ予防にもなります。そして上から塗装するのも可能。

ただし、錆封じは予めサビ取りを入念にしてから塗らないとダメなようです。

5)エポキシ系コーティング剤

エポキシ系の塗料は酸素・水分を通しにくい硬い皮膜を作るので、これもまた錆止めとして利用されています。

私は錆封じで錆止めしてはいますが、この水性速乾さび止め(透明)を上に塗ってダメ押しをしておきます(私の使うのは下地材となっていますが…)。透明ではありますが、エポキシは紫外線で黄ばむので、下が淡色の場合は向いていないです。

錆転換剤にエポキシ系の塗料がプラスされているものもありますので、簡単にしたいかたはそれも良いと思います。

6)アイアン調塗料

脚と脚を繋ぐ棒が木なので、アイアンっぽく見えるよう塗装します。袋ナットもこれでペイントしました。

道具

1)クランプ

棒の断面に穴を開けるのに使用しました。が、あんまり上手くいかず…(汗)。

2)電気ドリル

3)レンチ

4)ハケ

さて、材料、道具揃いましたので、さっそく取り掛かりたいと思います。

いよいよ足踏みミシンの脚をテーブルの脚にリメイク開始