だいぶ前ですが、吉原 理映さんのこの本を買ったのです。

この本の中に、白いタイルを貼った棚の作り方が出てくるのですが、それを見て以来、白いモザイクタイルの貼ってあるキッチンやカウンターに憧れておりました…。

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この方はカラーボックスをベースにされています。上手ですね!こんな、四角い白いモザイクタイルのキッチンって清潔感があって大好き。

しかし我が家のキッチンはやはり狭い。奥行きがないからここに置ける既製品は限られますし、天板タイル貼りなんていうと無い。これは作るしかなーい!と、作成したものが上の写真です。白いタイルカウンターのはずが、例によって話が変わってしまっていますが…。

結構ざっくり作っていますので、よく見ると木材に反りや歪みがあってまっすぐでなかったりしていますが、「ざっくりDIY」ですので、ご容赦下さい。

タイルカウンターの後ろの棚についてはこちらで紹介しています。

2×4材でキッチンカウンターを作ろう

このページでは、まずカウンターの大枠を作成したいと思います。完成後のタイル貼りに必要な材料などはまた別ページで紹介しています。

環境条件

我が家のキッチンは、後ろの壁と、システムキッチンとの間の奥行きが110cm。キッチンの動線としては、幅80cmくらいが理想なんだそうですが、そうすると台の奥行きは30cmしか取れない…。それでは作っても役に立たない。

そのためカウンターの奥行きは、木材の寸法の都合や、後ろに2×4の棚を持ってくるつもりもあり、44cmとしました。我が家の小さなオーブンが載るギリギリサイズですね。

また、MAXで140cmくらいの幅のものが入るスペースですが、賃貸民の為、次の家でも使えるよう幅いっぱいには作らず、少し減らして120cm幅にしました。でも、どんな家でも使えるようにするなら90cmくらいがベストでしょうか?

設計

このカウンターは簡単に作れるようにしているため、組み立てるのはあっという間です。木材のカットなども極力減らしています。

私のカウンターのポイント

1)サイズ

幅、奥行きについては、先ほど書いた通りです。なんか今にも崩壊しそうな図ですが(汗)、こんな感じ。これで脚の下にキャスターがつきます。

高さについて、私は166cmと比較的身長高めの為、やや高めで約86cm(キャスター部分が6cm)としています。

2)オープン棚

上手な方は扉とかも作られますが、難しいですし、ウチのキッチンに扉を開け閉めする余裕(空間)ナシ!ということで、「ざっくり」なオープン仕様となりました。簡単にするため、棚板の位置も調整不可です。

棚の高さは、かろうじて炊飯器とトースターが置けるくらいです。キッチンの幅が狭いので、トースターや炊飯器を使うのはちょっと厳しいのですが、仕方なく妥協しております。

3)コンセントを設置

天板にコンセントを付けたくて設置。天板用のをわざわざ買いましたが、天板用は多くても3口。もうちょっと欲しかったので、棚の下にも設置しました。

材料・道具

1)1×4材(図のA

120cm×3本、44cm×5本

このカウンターはほとんどを2×4などの規格化された安い木材を使用して作成していますので、結構安上がりです。1×4材はカウンターの柱と柱をつなぐ為、横とカウンタートップの支えに使用。1×4材にしたのは、重量を軽くするためです。

木材はすべて、必要な長さにホームセンターでカットしてもらいました。

2)2×4材(図のB

80cm×4本

カウンターの柱部分に使用。こんなにデカい脚じゃなくても用は足りる気はしますが、安いので。

3)1×8材(図のC

107cm×4本

カウンターの棚板として使用。

4)合板の天板(図のD

120cm×45cm×1.6cm 1枚

カウンタートップにするのにちょうどサイズが適当(カットせず。でもカットしてもらった方が良かったです…。それについては後ほど…。)、また安かった為使用。最終的にタイルを貼ってしまうので、フラットなものなら何でもよいです。

カウンタートップにタイルを貼らない場合は、カウンターの枠部分より少し広めのパイン集積材などを使用すると良いと思います。

5)1×2材(図のE

40cm×4本。3の棚板の受けとして使用。

6)木ダボ 直径1.2cm または 直径1.2cmの木の棒

木ネジを隠すために使用。

7)キャスター

耐荷重25キロくらいのものを4個。

8)木ネジ、釘、木工ボンド