さぁ はじめよう

1)木材をカットする

まず、木材を以下の通りにカットしました

▼2×4=120cm×1本  これはメインの台を支える柱になります。

▼1×4=28cm×1枚、26cm×1枚 これらはナゲシレールと組み合わせて、壁に設置し、座面の支えになります。

座面の板の円周角が一辺約28cmなので、それに合わせてカットしています。

▼1×4=70cm×1枚 こちらは階段のベースになります。上下を30度の角度でカットしています。

▼1×6 =20cm ×3枚 これらは階段のステップになります。

ステップで滑る猫が多いと聞いたので、これに薄いコルクシートを貼って滑り止めにします。写真は設置後のものですがこんな感じです。

さて、座面となる円形の板はこんな風にカットします。40cmの円の中にその円周角を描き、2辺切り落とします。

また、端材のカーブを生かしてこのようにカット!ちょっと下手っぴですが…。

あと、後ろに飾りとしてつけるシナベニアは、モロッカンな形?にカットしました。後でお見せします。

2)塗装する

座面と背板を除く木材を白く塗装します。壁が白いので、同化させるつもりで塗りました。金具類も見える部分のものは塗装します。金具は塗装しにくいので、ミッチャクロンをスプレーしています。

座面と背板は最後にウレタンニスで仕上げました。

3)ステップを支える台を作る

本当はナゲシレールだけで壁に取り付けたかったのですが、直径40cmの板を使っているのでまぁまぁ奥行きがありますし、不安になり、支柱を立てて下からも支えることにしました。

台座になる板に、2×4材を金具を使用して固定します。

裏面…、なんかちょっとズレてる(汗)。もっと柱が壁側に寄るはずだったのですが、色々な考え違いにより修正することになり、少し前に出ています。

前側に使った八幡ねじの金具で両面留めれば良かったんですが、考え違いをしていたので買ってませんでした。なので裏は家にあったシンプソンズ金具のアングルを使用しました。

4)壁にステップを取り付ける場所を決める

3で作った柱に大きめの棚受を取り付けます。そしてその上に座面の板を載せた時の下のラインにマスキングテープを貼って印にします。

5)ナゲシレールを使って壁に板を付ける

4で付けたマスキングテープの下にナゲシレールが来るように設置します。ナゲシレールの付け方についてはこちらで詳しく説明していますので見てね。

ナゲシレールの壁側を壁にピンで固定し、それに木側を引っ掛けます。木側には両面テープがついていますので、両面テープに木を押し付けて、ナゲシレールの木側の位置を決めます。決めたらネジで留めます。

板の方を、壁の方に上からスライドさせるように引っ掛けて取り付けます。ナゲシレールの厚みが1cm弱あるので、壁から少し浮いた感じになります。

6)座面に縁を付ける

一旦台座の方は置いておき、座面と背板を完成させます。座面には縁(手すりと言いますか…)を付けます。ここで使用するのがマーキングポンチ。

これは水切りラックを作った時の写真です。使用する棒(ダボ)の直径と同じ大きさの穴を板に開けたら、ポンチを差し込みます。

相対する板を押し付けて、穴を開ける位置の印づけをします。詳しい使い方はこちらを見てくださいね。これを利用してこんな風に手すりを作りました!

6cmにカットした丸棒の上下が1cmずつ埋まるように穴を開け、ボンドを入れて差し込み、クランプ等でしっかり固定して1晩置きます。

7)座面を完成させる

6で出来た座面の背に、シナベニアで作った背当てをつけます。

背当て同士はボンド+細い釘でL字に組んで固定し、座面の断面にネジで固定します。

ちなみに手すり部分は背当てには固定されていません。これは壁に固定後の写真ではありますが、完成した座面はこんな感じになります。モロッカンな感じに塗装してみましたが、いかがでしょう??