3)丸棒の両端を削る

この銅管継手はミヤコというメーカーのものなのですが、メーカーサイトに行くと継手の図面があります。

そこで内寸等確認すると、直径22.22mmの継手の場合、

内寸直径 22.36mm

厚み 0.9mm

棒が差し込まれる部分の深さ 17mm

と分かります。なので棒の両端17mmぶんの長さの厚みを、1.64mm÷2=0.82mmの深さでぐるりと削らないと、棒が継手に入りません。

こういう場合、本業の方は何か良い道具をお持ちなんでしょうが、私はお持ちでないので、地味〜にちまちま削る以外方法がありません。なんか良い手はないかと考えたのですが思い浮かばず…。

パイプカッターを使って切れ目を入れてみました。

こうすることで、境目の線がキッチリ引けました!あとはひたすら削るのみ…。

継手とぴっちりくっつく感じです。これが出したい。継手の中に埋まってる部分はヘタクソでも汚くてもなんでも宜しい。

そしてこの通り、丸棒と銅管継手を組み合わせると、直径ほぼ同じなんですね!

4)継手と組み合わせて接着剤でくっつける

はい、ここまで出来たらあとはつなぐだけ!つないだら24時間以上そっとしておいてください。

5)完成!

なんということでしょう~!もう完成!棒を削るのが面倒くさいんですけど、それさえクリアすればなんてことありません。

服をかけるとこんな感じ。玄関が狭いので良い写真が撮れませんが…。

棒を削りたくない人は、全部銅管または塩ビパイプで作ると削らなくて済むのでラクですね!塩ビパイプで作って真っ白に塗ったら、私の参考にしたものにかなり近いのではないでしょうか?

掛かった費用と時間

接着剤、コーティング剤は少量の為除外しています。

費用

丸棒 Φ24mm×1820mm @748円×3=2244円

銅管継手 Φ22.22mm 90° @173×4=692円

銅管継手 Φ22.22mm 90° @260×2=520円

合計 3,456円

掛った時間

しこしこ削るのが超面倒くさく、半日くらい掛けてしまいました…。また接着には24時間掛かりますのでトータル2日といったところでしょうか?

ひとり反省会

つくってみて、こうすれば良かったなというところが数点…。

1)もうちょっと小さめでも良かった

設計図通りで作りましたがちょっと大きかった気がします。また、私の参考にした商品に似せようとするならば、縦棒の短い方はもうちょっと短くて良かったですね。

2)接着がキモ!

写真では分からない感じですが、実は接着がちょっとズレてて歪んでいます。皆さんはズレないようしっかり留めて下さい!考えてみればコーナークランプとか使えば良かったな…。

3)重いものは不可

重い荷物の入った袋など掛けると、服を取ろうとした時に手前に傾きやすくなります。なのでやはりコレはコンパクトに作って余り重くならないよう気をつけた方が無難のようです…。またお子さんとかがいる場合は倒しやすいと思います…。

商品の写真は以下のお店よりお借りしております。

配管部品 楽天市場店   銅管継手