さぁ はじめよう

1)木材を塗装する

板の上と下にナゲシレールを付けるのですが、ナゲシレールの長さが8cmほどあるので、その部分には麻紐を巻きません。なので、見える部分だけ色を塗ればOK。もちろん、塗らなくても良いです。

2)板に穴を空ける

板の一方の端から10〜15cmくらいの位置に、麻紐が通るくらいの穴をひとつ空けておきます。

3)小さな木片を板の裏側に貼り付ける

材料3で用意した木片を木の裏にボンドでつけます。

なぜこの木片が必要かと言いますと、ナゲシレールは細長く、厚みが11mmほどあります。なので、縦にナゲシレールを付けると、猫が掻いた時にどうしても左右に揺れてしまいます。

しかし、この隙間が無いと麻紐も巻けないのですよね…。

すごくグラグラするわけではないんですが、やはり安定しないし、グラグラするとナゲシレールの石膏ピンが抜けやすくなると思われます。この木片を裏側に貼っておくことで、壁との隙間が埋まり、板の揺れが少し改善される…はずです。

なので木片の厚みが大事です。ナゲシレールとほぼ同じ厚みの薄い板が必要です。どう貼り付けても良いんですが、こんな風に上下の角に貼り付けました。

そして9cm弱と長めにカットした木片は下のこの辺。この木片は木ネジで留めた方が良いかも。麻紐が下がらないように引っかかるようにします。

しかし結局この板だと1mm足りないのでやはりグラグラしました…。なので上の板2枚だけ厚み1mm強のコルクシートを貼ったところ、グラつかなくなりました!

【2022年追記】

このあと麻紐を巻くんですが、そのまま巻くと麻紐がズレやすいです。なので、100均で買った薄い滑り止めシート(絨毯の下に敷くようなもの)をこのように巻いてみました。

これも裏側でタッカーで留めています。

これでかなり紐がズレにくくなりました!是非お試しください!

4)麻紐を巻く

麻紐を巻きます。麻紐は板の表側から、穴を通して裏側に15cmほど出します。そしてタッカーで留めます。厚み5mmもあるので私の持ってるタッカーではしっかり留まりません(汗)なので金槌で上から打ち付けて固定します。

この後は、麻紐をグルグル巻いて行くだけ!傷んだら紐を取り替えて再使用出来るようにしたいので、接着剤等は使用しません。再使用しない場合は、接着剤等使って巻いても良いと思います。

接着剤なしの場合は、かなりガッチリきつめに巻いて下さい。たまに糸を繋いだ部分がコブになっていたりしますので、その部分は後ろ側に行くようにちょっと結んだりしてください。

また、途中で糸が無くなった場合も、結び目は後ろに隠すようにします。

巻き終わったら、一回ほど適当に巻きつけた紐に通して結びます。そしてまたタッカーで留めて、カナヅチで打ちつけます。

5)ナゲシレールの位置を決める

爪とぎをつけたい位置を決めてマスキングテープで印を付けます。右のラインが爪とぎの右端が来る位置、左のラインがナゲシレールを設置する場所のラインです。このライン上にナゲシレールの壁側を取り付けます。

こんな感じです。上下のラインをうっかり外してしまいましたが、上下の位置合わせの為、残しておきましょう(汗)壁側に、板側のナゲシレールを引っ掛けておきます。

6)ナゲシレールを板に取り付ける

ナゲシレールの中央と板の中央を合わせて位置を決めます。ギュッと押して板にナゲシレールをくっつけたら、ゆっくり上に引き抜いて外し、ネジで板側のナゲシレールを板に取り付けます。

6)完成!

まっすぐに板を取り付けたら完成です。揺れどめをつけたので、猫が思いっきり引っ掻いても動かなくなりました!